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ノートパソコンの修理・メンテナンス依頼(Lenovo G500)

発売から10年経ったノートパソコン(Lenovo G500)のメンテナンス依頼を頂きました。

Windows8のサポート終了に伴い、警告画面が表示されるとのことで、使えるようにしてほしいとのご要望です。

しかし、Lenovo G500は古いので、BIOSがWindows10をサポートしていません。

それでも動くことは多いので、ためしにアップデートしてみたところ、無事に起動することはできました。

ただし、搭載メモリが2GBと低くく動作がもっさり。

そこで、+2GBのメモリ増設を行いました。

メモリ規格:PC3-12800(DDR3-1600) SO-DIMM

これで完了か?と思いましたが、別の不具合を発見。

起動したり、起動しなかったりします。

起動しないときは、一瞬だけ電源ランプが付き、ハードディスクから「キュン」という音が鳴る。

バッテリー動作のときは、この後、すぐに電源が落ちてしまいます(ACアダプタを接続しているときは、この動作を永遠と繰り返し)

画面は、真っ黒なまま。

ビープ音が鳴るわけでもなく、ブルースクリーンになるわけでもありません。

そこで、以下の作業を実施しました。

  • Lenovo公式サイトでのハードウェア診断 → 異状なし
  • BIOSアップデートの実施
  • Windows Upadateの実施
  • Windows標準機能によるハードドライブ診断→ 異状なし
  • CMOS電池の交換
  • メモリを入れ替えて一枚で起動確認
  • バッテリーを取り外した状態でテスト
  • 光学ドライブなどのパーツを取り外して動作チェック

しかし、改善せず。

ただ、起動するときと起動しないときの共通点は発見することができました。

メモリを入れ替えたとき、最初の一回だけは必ず起動します。

メモリを一枚だけにしても同じ症状なので、メモリ自体に問題はなさそう。

となると、残る原因はハードディスク or マザーボード。

起動系の回路でも壊れたか?

ジャンク品を購入して、マザーボードだけを入れ替えることも可能ですが、Lenovo G500の中古価格は15,000円程度。

これ以上手を掛けてしまうと、修理料金が中古価格を上回ってしまいます。

ということで、依頼主さまに相談したところ、「確定申告の時だけ使えればいい」との事だったので、作業打ち切り。

パソコンのフタを閉めても、スリープやシャットダウンしないように最後の悪あがきをしておきました。

料金:0円

※納得できる仕上がりではありませんでしたので、今回は無償とさせて頂きました。もし、同モデルのジャンクPCが安い値段で入手できたら、続きをやるかもしれません。

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児玉 和基

宮崎市在住、フリーのITエンジニアです。ウェブサイト制作がメイン業務。当ブログのテーマは自作したものです。